露出について
こんにちは。
今日はカメラ撮影をする際の「露出」についてのお話をしていきます。
カメラの露出って?
露出とは、写真を撮る時に取り込まれる光の量のことを言います。
光の量はシャッタースピード、絞り(F値)、ISO感度を組み合わせて写真の明るさを調整します。
これらのシャッタースピード、絞り、ISO感度は被写体ごとに光の量を調整し、
適切な組合わせで撮影されたものを適正露出と言います。
撮影をする際に、M(マニュアルモード)で自分の好みの設定を出来ますが、
カメラを始めたばかりでマニュアルは色々と決めることが多くて難しい!という方は、
カメラのAE(Automatic Exposure)は自動で露出を補正してくれますので、最初はこのモードに合わせて露出をお任せしても良いと思います。
露出を左右するもの
写真の露出はレンズの絞り、カメラのシャッタースピード、ISO感度でコントロールすることができます。
①レンズの絞り
絞りとはレンズのF値のことを表します。
・F値を小さくする=絞りを開ける(被写界深度が浅い)
値が小さいほど絞りの空きが大きく、写真は明るくなり背景がボケます。
・F値を大きくする=絞りを絞る(被写界深度が深い)
反対に値が大きいほど絞りは小さくなり光の取り込み量が少なくなるので、写真は暗くなり背景にピントが合います。
②シャッタースピード
シャッタースピードはシャッターが解放されて撮像素子(イメージセンサー)が光にさらされる時間のことをいいます。
・時間が短い
シャッター速度は速くなり、光にさらされる時間が短いので画像は暗くなります。
・時間が長い
シャッター速度は遅くなり、画像は明るくなりますが手ブレや被写体ブレを起こしやすくなります。
また、カメラの絞りは水道の蛇口に例えられることが多く、図で説明するとこのようになります。
③ISO感度
ISO感度とは、100~6400…という形でカメラの感度をコントロールする機能です。
例えばフラッシュを使わずに暗い場所での撮影の際、写真の明るさは先に説明をしましたシャッタースピード、絞りを基本に調整しますが、
それでも対応できずに写真が暗く手ブレが起こり時にISO感度の機能を使います。
ただ、ISO感度も数値をあげるほど画像にノイズが発生しますので、キレイな写真を残したい場合は確認しながら、適正なISO感度にしましょう。
さて、カメラで撮影をする際にかかわる大事な露出、シャッタースピード、ISO感度について少しでも理解をしていただけましたでしょうか?
また次回もカメラのテクニックについてお話していきます。