画素数について
こんにちは。
今日はカメラの「画素数」についてお話しをしていきます。
画質に深く関係する、カメラの3ポイント
デジタルカメラの画像は、3つのものから構成されています。
一つ目は光の入り口「レンズ」
二つ目は光を電気信号に変換する「イメージセンサー(CCD/CMOS)」
三つ目は電気信号から画像データを生成する「画像エンジン」
※「画像エンジンとは」イメージセンサーから得る電荷(物体が帯びている電気の量)
を画像として処理する半導体のことです。
この「レンズ」、「イメージセンサー」、「画像エンジン」はカメラで撮影された
映像の画質を大きく決める部分となります。
画素数が多い=高画質、ではない?
パンフレットなどでカメラの性能を見るときに、「〇〇〇〇万画素」と高画素を
謳う内容をよく目にしませんか?最近はスマホカメラも高性能になり、1000万、2000万画素を
超えるカメラを搭載したものが登場してきましたね。
数字が多いほど、性能が良いはず…そう思うのは人の普通の心理です。
でも、画素数字が多い=高画質とは限りません。
画素数には、以前にお話しをしたイメージセンサーの大きさと深く関わりがあります。
そもそも、画素数って何?
画素数とは、デジタル写真を構成する時に、画像を細かく分割した「点」のことを指します。
その点の数が多いほど、映像は細部まで緻密に描かれ微細な色の変化も表現できる事になります。
確かに大きい画素数はその分画像は綺麗になり大きく引き伸ばせるということです。
ただ、そんなにおおきな数字の画素数は必要なのでしょうか?
以下は大凡の画素数と出力サイズの相対関係となります。
画像サイズに適した印刷サイズ
△:画素数が少なく、良好な印刷結果が得られない
〇:やや画素数が少ないが、良好な印刷結果が得られる
◎:十分に必要な画素数があり、高い印刷結果が得られる
□:やや画素数が多く、画質は◎と同等で、ファイルの読み書きや印刷時間が長くなる
※プリンターの解像度設定によって画素数とプリントサイズはこの表よりも変化することが
あります。目安としてご覧ください。
スマホのカメラは、デジカメのような高画質化は難しい
この表を見ると、約1200万画素はA3サイズの印刷に十分耐えれるということになります。
最近のスマホは1000万画素を超えているものが多く、A3のサイズで綺麗に印刷できるという
ことになりますね。
の情報を受け取り記録することができます。つまり、同じ画素数でもイメージセンサーが大きいほうが
綺麗な画像を記録することができます。またそれに伴い、周りの機材も大きくする必要があります。
高画素カメラのデメリット
画素数があがるごとに、データの容量は大きくなります。
そのため、大抵の人はスマホの中でもっとも大きくデータ容量をとるのは写真の画像ではありませんか?
SNSやTwitter、Facebookと様々なシーンで画像投稿をする際にアップロードに時間がかかったり、
また通信状況によっては失敗するケースもあります。
高画素画像の特徴を理解して、用途に合わせて最適な画像のサイズに変更し、容量オーバーで大切な場面で
ぜんぜん撮影ができなかったり、写真を相手に送り見る側にとっても、画像が重くて開くのに時間がかかったりと
負担とあたえないようにしていきたいものですね。
本日はこのあたりで
次回は「画像エンジン」についてお話をしていきます。