イメージセンサー/CMOS, CCDについて
今回も引き続き、イメージセンサーについてもう少し詳しく取り上げていきます。
イメージセンサーは大きく分けてCMOSとCCDの2種類があります。
◆CMOS(シーモス)って何?
CCDはイメージセンサー以外に使用されることはほとんどありません。しかしCMOSの使用されて
いる範囲は広く、オートフォーカスのセンサーやメモリとしてだけの使用、また最近はスマートフォン
のカメラや車載カメラ、防犯カメラ、ゲームなどにも多岐にわたります。
◆CCDって何?
デジタル一眼レフカメラの高級機にこちらのCCDが多く採用されていますが。
CMOSの改良や技術の進歩により
その性能の差は縮まってきたようです。ノイズ発生量が減り、受光感度が向上しました。
◆世界の大手CMOSイメージセンサー
(主に代表的なところ)
(主に代表的なところ)
・Sony(ソニー)
日本を代表する総合電機メーカー。ソフトウェアとハードウェアの融合を目指す。
・OmniVision(オムニビジョン)
米国に本拠を置くセンサー大手。アップルにセンサーを販売する。
・Samsung(サムスン)
韓国の大手半導体メーカーCMOSイメージセンサー分野でも日米の競合を激しく追いかける。
韓国の大手半導体メーカーCMOSイメージセンサー分野でも日米の競合を激しく追いかける。
・Canon(キャノン)
日本を代表するカメラ、ビデオをはじめとする映像機器の光学メーカー。・ON Semiconductor(オン・セミコンダクター)
日本を代表するカメラ、ビデオをはじめとする映像機器の光学メーカー。・ON Semiconductor(オン・セミコンダクター)
米国に本拠を置く半導体部品メーカー。元々はモトローラ社の半導体コンポ―ネントが発祥。
ひと昔前はCCDがカメラのイメージセンサーとしてCMOSよりも勝っていたようですが、
現在では多くの企業がCOMSセンサーの開発に力を入れてきていることがわかります。
CMOSセンサーは従来スマートフォンやデジタルカメラが主な用途でしたが、
現在は車両の後ろ側を監視するバックカメラ、また新たに衝突検知や自動ブレーキシステムにも
使用されています。
その他は防犯・監視用、医学・科学、玩具・ゲーム機と、普段みなさんが生活する中で
とても幅広い活躍をしています。
SonyのCMOSセンサーは世界で約半数ほどのシェアがあるらしく、日本の企業は昔から技術の分野で、
世界からは常に一目を置かれていますが、日本特有の繊細さ、五感の鋭さが古くから活かされきたのだと
誇らしく思います。
イメージセンサーの続きより、
第二回目にしてカメラのお話から少し遠のいてしまいましたね。
本日はこの辺りで、次回はまたカメラに戻り、「画素数」についてお話したいと思います。