「一眼レフ、コンデジ、スマホカメラの違い①」
大きさ、重さ、形と違いは色々とありますが…
今回は「イメージセンサー(撮像素子)」ついて比べていきます。
イメージセンサー(撮像素子)って何だろう?
レンズから入ってきた光の強さ(明るさ)を電気信号に変換する部品で
ほぼ全てのデジタルカメラに内蔵されていて、そのセンサーの大きさによって
ボケ方、価格にも違いがでる、
カメラの中でも「眼」といわれ重要な部分です。
最初にカメラが欲しいと思った時も、選ぶうえで大切なポイントです。

センサーの大きさは様々ですが、ざっくりと上の図のようになります。
◆35mmフルサイズ(36.0mm×24.0mm)
35mmフィルム型の撮像素子はとても大きく、高画質・低ノイズ撮影ができます。
一眼レフの中でも高級機に使用されることが多く上級者向け。
交換レンズもこの35mmフルサイズを基準として設計されています。
◆APS-C(23.4mm×15.6mm)
中級機、入門機で主に使用されている撮像素子です。フルサイズに劣るものの、画質も良く
オートフォーカスも早いです。価格も下がるので初心者~中級者の方に幅広く人気があります。
◆フォーサーズ(17.3mm×13.0mm)
主にオリンパス・パナソニックのマイクロ一眼・ミラーレス一眼で使用されている規格。
センサーサイズがコンパクトなため、本体も小さく軽量で持ち運びに便利なサイズです。
◆1型(13.2mm×8.8mm)
高級コンデジに使われるセンサー。価格的には高くなりますが、一眼をいちいち取り出すのが
大変な時など、記録用や2台持ちにする時に良いかと思います。
◆1/3型(4.8mm×3.6mm)
スマホのカメラによく採用されているサイズ。最近のスマホはとても綺麗に写りますが、
やはりパソコン上で引き延ばすと画像の粗が目立ちます。
では、画像センサーの大きさが違い、光が多く集めることができると何がよいの?
1、高画質な写真が撮れる
光を多く集めることにより、より映像の細部や色味を詳細に表すことができます。
2、夜景などの暗い場所でも綺麗に写真が撮れる
センサーが大きいので、暗い場所でもわずかな光を感知し、黒の明暗を再現して映像に映し
出すことができます。例えばスマホだと、夜空はただ真っ暗になってしまいますよね。
3、きれいにぼかせる
被写体を目立たせる為に、背景を綺麗にぼかしやすいのもセンサーが大きい方が有利です。
またこちらは必ずしもセンサーだけではなく、「焦点距離」等も関係をしてきますので、
別の機会にお話ししたいと思います。
今回はセンサーの違いをお話ししてみました。
カメラは勉強しても勉強しても奥が深いもので…
もっと撮影について知りたい、面白い写真を撮りたい、と思った時に一緒に勉強をして
少しでも参考にしていただければ幸いです。
それでは本日はこの辺りで、
次回は「イメージセンサー/CMOS,CCD」についてお話します。